土砂災害を想定した防災避難訓練を実施
最近、日本各地で局地的豪雨による土石流などで甚大な被害が発生しています。
こうした災害から利用者の皆さんを守るためには、常に安全策を考えておく必要があります。このほど、特別養護老人ホームあたみホームと玉川ホーム(いずれも熱海町)、ケアハウスグリーンライフ小磯(湖南町)の3施設で、実際に利用者のご協力をいただき防災避難訓練を実施しました。
訓練想定は、深夜、今までに経験したことのない猛烈な降雨が続き、裏山で斜面崩落の前兆を発見したというもの。訓練では、夜勤責任者の判断でマニュアルに従い、より安全な建物の2階等へ避難を行いました。
当法人消防防災計画では、豪雨による土砂災害の発生が予想される場合は2階に避難することとなっています。この夏発生した土砂災害の中には、行政の避難命令より前に土砂崩落が起きていることから、現場の責任者の決断が安全の確保に大きく影響するため、その手順の確認と、避難決定・開始から、完了までの時間の計測、効率的な避難方法等について実地に訓練を行いました。
訓練に参加した利用者は、「全国で土砂災害が相次いでいて不安です。このような訓練は大事だと思います。」と話していました。
当法人施設では、今後も訓練の機会を増やし、有事の際には戸惑うことなく避難等対策を実行し、利用者の生命の安全を守れるよう努力して参ります。